【新唐人日本2011年5月24日付ニュース】アップル社のiPad2の製造請負メーカー・フォックスコン成都(せいと)工場で、20日、爆発が発生。政府の発表では、3人が死亡し15人が負傷。しかし、現場では少なくとも2百人が作業をしていたそうです。
爆発現場では、刺激臭と共に黒い煙が立ち上りました。消防車と救急車が到着し、従業員も現場から避難しました。これは20日午後7時頃、フォックスコン成都工場の作業場で爆発が起きたとき、工場従業員が撮影した現場の様子です。
事故当時、現場にいた作業員は数百人。爆発の振動により、建物の壁には亀裂が発生したそうです。爆発で3人が死亡し、15人が負傷したと伝えられています。
親会社の台湾鴻海(こうかい)精密工業はすでに幹部を現地に派遣。調べによると、工場のダクト内の可燃性(かねんせい)ごみが爆発の原因と見られるとのことです。
コンピューターエンジニア 李さん
「粉塵は可燃物で、管理不当で、火花や圧力でも、燃える可能性があります。でもその確率は非常に低いです。良好な工場であれば、粉塵探測器があるので、濃度がわかります。爆発原因は工場の管理と関係あると思います」
フォックスコン深セン工場の従業員は、深セン工場には、粉塵探測器は設置されていないと明かします。
フォックスコン深セン工場 従業員
「何もありません。作業時、マスクをするだけで、生産環境も悪いです」
フォックスコン成都工場は20億ドルを投じて、去年10月から稼動。年間生産台数は4200万台の見込みで、世界の3分の2を占めます。今回の事故で製品の出荷に影響が出ないか、注目されるところです。
新唐人テレビがお伝えしました。